こんにちは、中村です。
私たち指導者は講習会に行くと、RICE処置を学びます。
怪我をした時の応急処置の仕方ですが、怪我は指導者がいない練習でも起こり得ますね。
怪我をしたての時の応急処置をするかしないかでその後の治るスピードも変わってきます。
そのため、指導者だけではなく選手やその保護者の人も覚えておきたいですね。
RICE処置を確認しておこう
以前のレッスン時に肉離れをする生徒さんがいました。
救急車を呼んで対応をしましたがその間に行ったのがアイシングでした。
レッスンでの怪我は久々だったので「もう一度、しっかりとRICE処置について確認をしておこう」と思い今回記事にしました。
皆さんが仲間と一緒にプレーをしている時にも怪我は潜んでいるのでRICE処置を知っておくと良いかと思います。
RICE処置とは怪我をした時に行う応急処置の方法で
Rest(休息)
Icing(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
のそれぞれの頭文字をとっています。
漢字にするとお堅い字が上がってきますが、過程を一つずつ確認していきましょう。
今回は足首の捻挫を例にとって書いていきたいと思います。
Rest:まずはプレーを止めて患部を安定させましょう
足首の捻挫をしてしまったら。。。
同時に周りの人にシューズの紐を緩めてもらい靴下を脱いでどれ位腫れているかを確認してもらいましょう。
怪我に慣れている人は冷静に行動できます。
しかし、あまり怪我をしたことない人や初めての人は自分が怪我をしたことに動揺してしてしまう人もいます。
座った時に落ち着く様に「次は冷やすよ」と何をするか説明してあげましょう。
ICING:患部を冷やしましょう
アイスバックに氷をいっぱい詰めて患部にあてます。バックが落ちたり、ズレたりしない様にタオルやバンドで固定しましょう。
患部に当てている時間は15〜20分程度とされています。
冷やし始めて少し時間が経つと痛いと感じることがあると思いますが少し辛抱しましょう。
患部に直接氷をあてると凍傷をしてしまうのでタオルなどを巻いてからアイシングをしましょう。
そして、少し落ち着いてきたら病院に行き診断を受けましょう。
COMPRESSION:固めて腫れの進行を抑えて痛みを和らげましょう
患部の内出血や腫れを抑えるのが目的になりますが圧迫といっても強くではなくて軽く圧迫することで問題ありません。
サランラップとジップロックでも代用できる
もし専用のバンドや予備のタオルなどがない場合にはサランラップでグルグル巻きにしてしまうのもしっかり固定できるのでおすすめです。
また、アイスバックが手元にない場合はジップロックも代用できます。
私は遠征に行く時にはサランラップとジップロックをバックの中に入れておきました。
ELEVATION:心臓より高い位置で固定して血液が患部に溜まるのを防ぎましょう
最後の過程になります。
しかしアイスバックを患部に当てると一安心してしまうのか、意外に忘れられるのがこの作業です。
怪我をしたら早く治そうと血液が患部に集中的に送られます。
この血液を患部に溜まりすぎると内出血や腫れを起こしてしまいます。
そうなるのを防ぐために体中に血液を流しましょう。
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/athletic_injury.html
怪我の度合いもありますが、最初の行いたいのはRICE処置になります。
プレーを中止して無理に動かさない様に患部を安定させてリラックスできる態勢をとりましょう。
アイスバックなどで患部をしっかり冷やしましょう。時間は15〜20分程度
患部を固定して腫れが広がらない様に圧迫をしましょう。
心臓より高いところに固定して余分な血液が患部に溜まるのを防ぎましょう。
そして病院に行き診断、治療を受けましょう。