こんにちは、中村です。
あなたは勝てる選手とうまい選手の差はどこにあると思いますか?
テニスというスポーツの特性を知ることが大切になる
テレビでプロの試合を見ていても、会場に足を運んでジュニアや一般の試合を見ても様々な選手がいます。
テニスはボクシングの様に体重別でもなく、サッカーやラグビーの様なコンタクトスポーツでもありません。
そのため、人より体格が大きければそれを生かしてダイナミックなプレーで試合運びをすれば良いです。
また、器用にボールを扱えるならテクニックを前面に出して試合を進めて行くなど、それぞれの個性を武器にして進められるスポーツだと思います。
しかし、最終的に勝つ選手はテニスというスポーツの特性を熟知していると思います。
「勝てる選手」と「うまい選手」は同一線上にいない
繰り返しになりますが、体格の大きい選手が必ず勝つとういう訳ではないですし、相手より足が遅くても勝つ選手はいます。
とか
と思う選手を見かけたことがあると思います。
反対に
みたいな選手もいると思います。
私が見るなかでは特にジュニアの試合を見に行くとそんなことを感じることも多々あります。
フィジカル(身体的な能力)だけではなく、テニスというスポーツの特性を知ることにより勝ちを手繰り寄せる事ができます。
ここがテニスというスポーツの奥深いところですよね。
では、両者のこの差はどこにあるのでしょうか?
「上手さ」を追求する選手は「勝てる」選手にたどり着くには多大な時間を費やしてしまうと思います。
どうせなら迂回路を通らないで本線を迷いなく「勝てる選手」になりたいですよね。
これはコーチの数だけ意見があると思いますので、私なりの見解を書いてみたいと思います。
勝てる選手はゲームをまとめられる(終わらせられる)
1ゲームは4ポイントで構成されていますね。
例えば、あなたがテンポよく2ポイント目と3ポイント目を取っても、相手が後から4ポイントを先に取ったらそのゲームを取られてしまいます。
もちろん、シーソーゲームになっても4ポイント目を先に抑えることができたらそのゲームを取ることができます。
これをセットレベルで考えたら最後の6ゲーム目を抑えたらそのセットを取ることができます。
「勝てる選手」はこの大事なポイントをしっかり抑えられる選手が該当するのかなと思います。
そして、この大事なポイントを抑えるために、どんな作戦を立てるのかを考えるのがテニスの面白さであり、奥深さですね。
反対に「うまい選手」と評される人はビッグフォワーハンドや大胆なドロップショットなどで華のあるポイントの取り方をします。
しかし、大事なポイントの時にそれができていなかったりします。
これでは「勝ち」に結びつけることができない「うまい選手」からの脱却ができません。
ちなみに大事なポイントを抑えられる選手はそのポイントを「行き先は打ったボールに聞いてくれ」みたいなギャンブル感の溢れるポイントの展開を避けます。
そのまま試合の流れを相手に持って行かれてしまうことになりかねないからです。
https://masayacoach.com/coaching2020-08-12/
普段の練習からゲームをまとめる(終わらせる)ショットや戦術を意識して取り組もう。
もちろん、その状況の緊張感を持って練習しましょう