こんにちは、中村です。
11月22〜23日に行われた新潟市テニス協会主催の強化練習会にリモートで参加しました。
新潟市内のテニスクラブに所属する選手たちが対象の強化練習会で参加選手は小学生から中学生までの選手、2日間で行われた練習会となりました。
本当なら新潟に行ってコートで指導をする筈でしたが、感染症の影響により県を跨いでの移動制限が出されてしまい、東京からリモートでの参加という形になりました。
あなたはどんな形のリモートレッスンをしてみたいですか?
「リモートレッスンでやりましょう♪」の連絡に驚く!!
今回の強化練習会の参加に声をかけて頂いたマリンブルーテニススクールの阿部コーチから突然連絡を受けました。
もともと、今回の練習会の話は時間的に余裕を持って頂いていましたが、感染症の影響が広がってしまい他県からのコーチは無しという事になり急遽リモートという形になりました。
阿部コーチとの出会い
阿部コーチとはバンコクでAPF Academies主催のキャンプ「allout beat」で同室にだったのをきっかけにして何かと話があうコーチの一人です。
話をしていくと私が日本テニス協会の主催のコーチの資格を取りに行ったときに出会っていた事が判明します。
当時、私が20代後半だったと思うのでかなり前の話になりますが、それ以来からのご縁が再び繋がったことになります。
youtubeのチャンネルを立ち上げたりアクティブな「行動派コーチ」です。
はい。
わかりました。
すでに乗り気な阿部コーチの声を聞いてこちらも何だか楽しくなって来ましたがその時には「実際にはどんな形になるのかな?」とイメージがまだ固まっていませんでした。
タイムスケジュールは綿密に決めておく
ともあれ、そうと決まれば準備をしなくてはいけません。
まずは練習会全体のテーマを考え、タイムスケジュールを作成しました。
ここで気をつけたのは目に見えないロスタイムを考慮して余裕のある設定をしているかどうかです。
団体行動は人数が多くなればなる程に全体のフットワークが鈍くなるのでそれを計算に入れてのスケジュール設定になります。
解説を聞き終わって、選手たちがコートに戻り再スタートする時間、など
これらはその時、その時を見るとたいした時間ではないのですが全体で見た時には積み重なると結構なロスタイムとなります。
それに加え、球出し練習の時にはコーチはどこに立つのか、どんな球出しをして欲しいのかなどを詰めて行きます。
私が現場にいないのでコートに立っているコーチが一目でわかりスムーズに練習が運ぶように図を使っての資料作成でこの作業は見てくれる人の気持ちに立って作るので丁寧に行う作業です。
そして、資料が完成したら阿部コーチとのミーティングです。
私の進めるレッスンのイメージと阿部コーチが資料を見たときのイメージをすり寄せをしていきます。
阿部コーチからはカメラの置き場所の話をされて私もイメージを構築して行きます。
モニターはたくさんあったほうが良い
阿部コーチが用意されたモニターは全部で4台でした。
ネット側から選手をクローズアップして写すモニター2台
コート全体を写す1台
阿部コーチが持っているスマートフォンをzoomに繋げて選手のアドバイスができる移動できるモニターが1台です。
様々な角度から選手の動きを見る事ができるので打点の位置やポジションの正確さ、正しい状況判断ができているかなど細かいところにチェックする事ができました。
ネットや映像機器の進歩に感心するばかりです。
選手たちもモニターから聞こえてくるアドバイスをしっかり受け止めてくれて何よりでした。
WiFiルーターには予備をもつのがお勧め。
2日間の強化練習会も無事に終わり、一息ついた後に今回の練習会を振り返るミーティングをしましたがリモートレッスンについては「可能性が広がる」という結論にたどり着きました。
ただし、アウトドアや複数のコートを使い行う場合はポケットWiFiを複数台の準備をしておいた方が良さそうです。
動画をネットで送信する場合は容量(ギガ数)を多く消費する事がわかり一つのルーターだけだと容量を超えた時に一気に遅くなってしまいます。
そのため、バックアップのWiFi機器があった方が良いという事も補足としての結論になりました。
未だに収束の目処が立たない状況でテニス界でもたくさんのイベントや練習会が中止となりました。
zoomなどのアプリの普及でリモートでのイベントも可能性が広がってくると思います。
現場にいるコーチとのレッスンのテーマとイメージの共有、細かな時間管理、コートのレッスン状況とモニターで話をする「現場の切り替え」などの進行のリズムの良さを考えながら進める事が大事ですね。