こんにちは、中村です。
2020年は皆さんとってどの様な年になりましたか?
「一年の計は元旦にあり」と言われていますがテニスにおいても計画は大事ですよね。
目標と目的について
【目標】:ある物事をなし遂げたり、ある地点まで行きついたりするための目印。めあて。「目標を立てる」「先輩を目標に努力する」
広辞苑より
と書かれています。
よく見ると「目印」と書かれていますね。
そう、目標はゴールではないということになります。
それは
【目的】:1 実現しようとしてめざす事柄。めざす所。めあて。「目的を達する」 2 (英endの訳語)哲学で、実践的な意志が選んで立てた行為の目標。行為はこの手段となる。また、アリストテレスの形而上学で、事実が何のために存在するかを表すもの。
広辞苑より
テニスに置き換えてみよう
例えば。。。
大きな目的を「全日本ジュニア出場」とします。
そこに行くための一つずつの目印である「目標」を作っていきます。
それ(目的)までの「やるべきことの整理すること」を「目標設定」となります。
目標は具体的に計画する
「全日本ジュニアに出場する」
と目的を決めた時にそれまでの道すじは全て目標(目印)になります。
目的地にたどり着くためにはいくつもの目印を立て、今どこにいるのか迷子にならないようにします。
仮に東京から全日本ジュニアを目指すとすると大まかな流れとしては
という道すじが見えてきます。
更に細かく考えると
まず最初の目印は「東京ジュニアに出場する」となります。
その「東京ジュニアに出場する」に何が必要かを考えます。
東京ジュニアのドローに入るためにはランキングは何位にいないといけないのか。
そのランキングになるために、どの試合でどれだけポイントを取る必要があるのか。
その次の目印は「関東ジュニアに行ける順位まで東京ジュニアで勝ち上がる」となります。
次の目印は「関東ジュニアから全日本ジュニアにいける順位まで勝ち上がる」となりますね。
ブレークダウン(分解)して考える
この様に「東京ジュニア(または関東ジュニア)に出場するためにどれ位のポイントが必要だから、その必要ポイントを獲得するまでにどの試合に出て、何回戦まで勝ち上がる」と逆算が成り立っていきます。
さらに、東京ジュニアのドローにあなたの名前があって関東ジュニア決めのラウンドでライバルやシード選手にあたるのがわかったらその選手の対策を考えることになります。
このように目的地からのブレークダウン(分解)をして行くと自分がどの位置にいるか把握でき、自分のするべきことが理解できますね。
一つ一つの目標が具体的になれば練習の質が高まり、目的地がよりくっきりと見えてきますね。
2021年の計画をさっそく立てよう
「一年の計は元旦にあり」と言われています。
さっそく2021年の目的地を定めて、そこに行くための目標設定を考えましょう。
自分なりに計画を立てたらコーチと相談してみてください。
進めて行くうちに計画通りにいかないこともあると思いますが、今いる目印から軌道修正をしましょう。
自分で目標を立てたら練習の取り組み方が変わってきます。
年間計画を立てることであなたの練習はより質の高いものになります。
目標とは:ある地点に行くつくための目印
目的とは:実現しようと目指す地点
この2つをはっきりさせることによって実現に近づくモチベーションを上げることができます。
今より高いステージに行くため、どの様に計画をして行動をすれば良いかを考えて実践してみてください。