こんにちは、中村です。
今回は初心者の人向けになります、それ以上のレベルの方にも復習の意味で参考になれば幸いです。
初心者クラスから初級クラスに昇格するにはある程度の回数のラリーができるかどうかが判断になると思います。
なんて事もあると思います。
初心者の生徒さんがなぜ上手くラリーが続かないのかを考えてみたいと思います。
ラリーができたら次のクラスで挫折しない
多くのテニススクールではある一定数のラリーができることが初級クラスへ昇格の判断基準となっていると思います。
なぜかと言うと初心者クラスから初級クラスになるとダブルスでの実戦形式の練習が導入されることになります。
言い換えると基礎的な技術に応用のパターン練習もプログラムに加わり、次のクラスに上がった時にあなたが練習についていけずに挫折してしまうのを防ぐためでもあります。
そのことを意識して初心者クラスでしっかりとラリーができるようにしておきたいですね。
慌てないで横を向いて打つことを忘れない
初心者クラスでまず最初はグリップの握り方を教えてもらい手出しでボールを打つことからスタートすると思います。
その際には必ずと言って良いほどネットに向かって横に立ってから打つことから始めると思います。
これがボールに効率よくエネルギーを伝えるための打ち方(フォーム)の最初ということになります。
そしてスピンをかけるために下から上にスイングをするという安定性への上乗せしをしていきます。
コーチは生徒さんの習熟度を見ながら徐々にラリーに取り組むこととなると思います。
しかし、ラリーになると今までの手出しや球出し練習のようにいつも同じリズムのボールが来るわけではありません。
ラリーの楽しさは相手からボールが返って来るのを打ち返し、また返って来ての連続性にあります。
少し短いボールや球出しで受けたことのない高さのボールが飛んで来ると今まで丁寧に取り組んできた横を向いて打つということが頭から飛んでしまい前を向いたままで手打ちになってしまう人もいます。
こうなるとペースが乱れてしまいラリーが続かなくなってしまいます。
https://masayacoach.com/playdoubles2020-10-29/
ラリーを続けるために頂点から落ちてきたボールを打つ
球出し練習で基本的なことをマスターしていざラリーになります。
前述しましたが、実際のところは球出しのようなあなたの元に飛んで来るという都合の良いボールはとても少なくなります。
短かったり、深かったり、横に動いたりと多くは移動を伴うことになります。
球出し練習とは違い、ラリーでもボールがあなたの前まで自動的に飛んで来てくれるという事はないことを前もって覚えておいてください。
また、テニスのルールではボールがツーバウンドしなければどの高さで打ってもそれは有効です。
ということは、いつもの球出し練習と同じ腰の位置でボールを打たなくても問題はないということになります。
最初に教わった腰の位置でボールを捉えられればそれに越したことはありません。
しかし、ラリーでは相手もいつも同じところに打ってくれるとは限らないので予想外のボールが来ても慌てずにボールを打てる様になりたいですね。
安定してラリーをするためには緊急事態でもボールを膝の高さまで落として冷静に打てるところまでボールが落ちるのを待てるようにしたいですね。
ラリーを続けるためにバウンドを予測する
上級者の皆さんは相手が打ったボールがどの深さまで飛んで来て、どの位まで跳ねるのかが予測ができます。
予測が成り立つと、どの地点で待てばボールをより快適に打てるのかを分かる様になります。
初心者の皆さんが上級者クラスのレッスンを見ると優雅にプレーしているように見えるのはこの為です。
この予測をぜひ身に付けたいのですが、残念ながら最初からできたらそれほど苦労はありません。
まずは予測の練習からスタートしましょう。
最初の予測の練習はコーチが球出ししてくれるボールがネットを超えてどの高さの軌道だと、どこに着地してどれだけあなたに近づいて来たかを覚えていきます。
このバウンドを覚える作業を繰り返してデータを蓄積して、いざラリーになった時にそのデータを元にボールへ近づいて行きましょう。
球出しで基礎を学んで、いざラリーに入る前に気をつけて欲しいのは必ずしもコーチが球出しをしてくれている様なボールを打てるわけではないということです。
相手がいるからラリーが成立するのですが、そのラリーの相手もあなたと一緒の初心者です。
となるとボールはいつも同じところに来るのはあまり期待できません。
そこでどんなボールが飛んで来ても横を向いてボールに近く
腰の位置でボールを打てなくても慌てずに最後までボールを見て打つ
ボールのバウンドを予測して無駄な動きを抑えていく
を忘れないようにしてくださいね。