こんにちは、中村です。
ダブルスにおいてサービスゲームをキープするのが基本的な考え方ですよね。
そのためにはポーチボレーやフェイントを取り入れて相手チームのレシーブに揺さぶりをかけるのも駆け引きの一つですね。
そのポーチボレーの成功率を高めたり、レシーバーをフェイントにかけてミスを誘うために前衛がサーバーにサインを出してチームでポイントを取りに行くサインプレーがあります。
状況によっては2ndサーブでのサインプレーもあり
プロの試合でも前衛がサーバーに対して背中越しに1本指を出したりチョキを出したりとサインを出すのを見たことがあると思います。
これをサインプレーと言いますが、サインプレーは1stサーブだけというイメージが先行されています。
この考え方が根底にありますが、ここで少し見方を変えてみましょう。
それは相手チームがリスクを背負わないでポイントを取りに行きたいと精神的に有利と思っているポイントです。
例えば、相手チームがリードを握っていてるシチュエーションの2ndサーブではレシーバーの心理は
と思っていたらポーチボレーのチャンスです。
強めのレシーブに対してポーチボレーを仕掛けるのは勇気が必要ですが、タイミングを抑えてしまえば相手の出端をくじくには十分な効果があります。
このように相手の裏をかいてポーチボレーをするにはパートナーに知らせておく必要があり、サインプレーが必要になります。
コースをサインする
まず最初にサービスを打ってもらうコースを指定しましょう。
センター、ボディ、サイドの3つのコースが考えられます。
あなたが出やすいコースに打ってもらうのも一つの作戦ですが、相手が苦手としているコースにサーブを打ってもらいプレッシャーをかける考え方の方がより効果があります。
と相手に思わせることができたらその後のサービスゲームのキープが楽になってきますね。
球種をサインする
主に球種はフラット、スライス、スピンと3つに分けて考えられます。
ここで抑えておきたいのは球種を変えてレシーバーにクリーンヒットさせないことです。
例えば
この様にそれぞれ球種を打ち分けてサービスゲームの主導権を握ったら離さない様にしたいですね。
https://masayacoach.com/doublespouchvolley2021-03-25/
ポーチに出るか出ないかをサインする
ポーチに出る時だけではなく、時には出ないという選択肢も必要になります。
フェイントだけにするか実際にポーチに出るか
ポーチに出ない場合にはフェイントをかけるという手段があります。
フェイントをかけるのとかけないとではレシーバーに与えるプレッシャーが違います。
また、フェイントをかけることであなた自身の足が動いた状態で次のプレーに入れます。
フェイントは横か斜め前に動くのでセンターのボールに対して反応が良くなり、ラリー中でも手が出せる様になります。
何回めのラリーでポーチに出るか
この項目を作ってあるチームは多くないと思います。
ポーチボレーはレシーブからだけではなく、ラリー中でも仕掛けられるようにしたいですね。
そのため、何回目のラリーでポーチをするとサインを出しておけばあなたのパートナーがその回数に合わせての配球を考えてくれます。
例えば相手が4回目を打つタイミングでポーチに出ると設定しましょう。
相手が4回目を打つ前のショットをパートナーが短く打って態勢を崩すシチュエーションや大きなボールを打って後ろに下げるなどのシチュエーションを作ってくれます。
サインプレーをうまく使ってサービスゲームをストレスなくキープできるようにしていきたいですね。
2ndサーブでもサインプレーをしてみる
コースをサインする
球種をサインする
ポーチボレーに出るかどうかをサインする
何球目にポーチに出るかをサインする