こんにちは、中村です。
2022年もゴールデンウィークが終わり、中学校や高校では各都県の高校大会などの試合があると思います。
また、社会人のプレーヤーなら春季の区民大会や草トーなどもありますね。
何か目標を持って練習に取り組んでいる選手がいるとレッスンの中でも自然と試合のことになります。
そこで、選手たちからこんなことをよく聞きます。
この問いはジュニア選手から草トーなどに出ている一般のプレーヤーにも聞かれます。
今回はなぜ試合になると弱いのか?を考えてみたいと思います。
試合になると弱い!は練習の取り組み方から見直そう!
試合では練習で取り組んできたことがパフォーマンスとして発揮されます!
普段の練習でやったことがないショットや作戦を繰り出しても一回は上手くいっても二回め以降も上手くとは限りません。
試合では練習で取り組んできたことしか自信を持ってできないのです!
と言うことは試合になると弱いと思っている選手は普段の練習でどんな取り組み方をしているかを見直す必要があると思います。
- 試合になると弱い理由:ゲームを意識して練習していない
- 試合になると弱い理由:試合の緊張感を意識しながら練習をする
- 試合になると弱い理由:サーブ練習が息抜きになっていないか
ゲームを意識して練習をしているか?
いわゆる「練習のための練習」をしている状態を指します。
これはボールを打った時間が試合では反映されない無駄な時間を過ごしていることになります。
この様な考え方をしながら取り組んでいるのはとても勿体無いですよね。
例えば、フォワーハンドのクロスへの球出し練習をしているとします。
どんなシチュエーションを想定して取り組めば良いのかを考えて取り組むのと、何も考えなしで取り組むのでは、その練習に対しての意識が変わってきます。
また、このボールを打ったら相手はどんなボールを打ち返してくるのかと考え方に深みが生まれてきます。
今、行なっている練習は試合ではどんな状況が当てはまるのかを理解して練習に取り組む様にしましょう。
試合の緊張感を意識しながら練習をしているか?
この記事を読んでくれている選手の中にはすでにカウントを数えながらポイント練習に取り組んでいる人もいると思います。
もう少し自分に緊張感を持たせたいと思っているならどのポイントでも「マッチポイント」を意識しながらポイント練習に取り組む事をオススメします。
マッチポイントはあなたにとって、そのポイントで勝利が手に入ります。
一方、相手にとってはそのポイントを取られたら試合が終わってしまう。
とお互いに緊張感が漲るマッチポイントを意識するのと、ただポイントを意識するのとは別格ですね。
より試合の緊張感に近づけるためにポイント練習で「全てがマッチポイント!」を意識して練習してみてください。
サーブの練習が休憩の時間になっていないか?
これはジュニア選手によく見られます。
海外の選手から見ると日本人はストロークは上手いと言われます。
ストロークの練習が多いせいか、サーブが最初に攻められる「武器」という認識が低い選手はサーブの練習に情熱やこだわりを持って取り組まない選手を見かけられます。
サーブは大切な武器です!
先行したい時に精神的なプレッシャーを感じない様に普段の練習からサーブを起点にポイントを取れるように練習を取り組みたいですね。
この考えはサーブに限らず、自分にとってあまり大切と思っていないショットの練習の時に手を抜いて練習していないか見直したいですね。
今回は試合になると弱いについて考察をしてみました。
テニスは相手がいるスポーツで、相手から揺さぶりなどもあって、いつでも練習通りのパフォーマンスを発揮できるとは限りませんよね。
いざ、緊張した時でもパフォーマンスを下げないようにするには、普段の練習の取り組み方を見直してみてはいかがでしょうか?