セオリーと戦術、戦略

【テニス】スマッシュを安定させるコツ:ネットから遠いオーバーヘッドの時に気をつけたい6つのこと

こんにちは、中村です。

スマッシュと一口に言っても踏み込んで打てるものと頭を超える様な大きなロブをジャンプして打つスマッシュがあります。

状況によって気をつけることがかわってきますよね。

今回はオーバーヘッド(ジャンピングスマッシュ)について考えてみたいと思います。

あなたはスマッシュでミスをしないために何を気をつけていますか?

 

オーバーヘッドスマッシュは打点に崩れやすい

スマッシュ

相手が大きなロブを打ってきた場合は、あなたはオーバーヘッド(ジャンピングスマッシュ)を打つことになります。

ストロークに比べてスマッシュは練習時間を多く割かないと思います。

その分、自信の土台が弱いと一回のミスで簡単に崩れてその試合中はチャンスがピンチになってしまいます。

ハイボレーやスマッシュなどの「上の処理」はしっかりと理論を理解して、質の高い練習で自信を積み重ねておきたいですね。

 

グリップは厚く握らない

コンチネンタルグリップ

ボレーやスマッシュなどのネットプレーにおいてコンチネンタルグリップが基本になります。

しかし、コンチネンタルグリップより厚く持つとボールとのコンタクト(厚み)をキープするために体を開いてしまいます。

体が開いてしまうと利き肩が前に出てしまい、スイングする時にボディバランスが崩れてしまい、ネットミスが発生しやすくなります。

また、厚く持っていると手首の動きに制限がかかってしまい微調整ができなくなってしまいます。

この記事を読んでいる人で、まだ厚いグリップでネットプレーをしている人はこれを機にコンチネンタルグリップに取り組んでみてください。
表紙 コンチネンタル
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ジャンプのイメージを「後ろ」から「上へ」変える

お悩みのプレーヤー
お悩みのプレーヤー
オーバーヘッドの時には打点が安定しない

あなたの頭を超えていくボールに対してつい後ろに大きくジャンプしてしまうと思います。

しかし、焦って後ろにジャンプをするとボールの飛んでいくスピードよりも速くジャンプしてしまい、打点が頭より前になってしまいます。

言い換えると、あなたのジャンプの勢いがボール(打点)を追い越してしまう状態です。

あなたは後ろに飛んでいるのに本来ボールと捉えるべき打点は体よりも前となってしまい、ボディバランスを崩す(お辞儀をしてしまう)ことになってしまいます。

これでは体のねじれ現象がおきてしまいますよね。

上にジャンプをしてショットの選択肢を持とう

打点を合わせる時には後ろに飛ぶというより上に飛ぶというイメージを持ちましょう。

ここでは完全に上だけに飛ぶというわけではなく、後ろに飛び過ぎないと解釈してください。

 

もし、相手のロブが攻撃的なロブ(低くて速いロブ)の場合はハイボレーに変更することも可能になります。

後ろに飛ぶとディフェンスのハイボレーだけの選択しかなくなってしまいます。

https://masayacoach.com/doublestheory2020-12-16/

コースは角度よりも深く打つことを優先させる

オーバーヘッド 戦術

オーバーヘッドを打つことを考えた時に、ネットより遠くの位置から打つことになります。

ネットから離れると短く打つのは距離がなく難しくなります、言い換えると角度をつけるのが難しいということになります。

もし、あなたが身長2メートル近くあったら話は違ってきますが多くの人には当てはまらないと思います。

そのため角度をつけることより、深く打って次にボレーでポイントに繋げる様にしたいですね。

私はシングルスの場合はセンターに打って相手に強打をさせない、または角度をつけさせない様にして次のボレーをより簡単にできる様に深く打ちます。

alt="アングルショットに打つ"
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下にスイングをしない

ネットより遠くのポジションから相手のコートに深く打つためには下に打ち込む様な強くスイングしてしまうと重力に後押しされてネットにかかる確率が高まってしまいます。

確かに相手のコートに向かって強烈なスマッシュを打ち込みたい気持ちは理解できますが、これではネットから離れている状態なので反対のことをしていることになりますよね。

強烈に打ち込みたい気持ちを抑えてボールを持ち上げる様に上にスイングをして深くコントロールしましょう。

撮影コート

荒川自然公園
http://arakawasizen-koen.com/sports/

 

まとめると。。。

オーバーヘッドはネットから遠くなるので攻撃できる範囲は狭まります。エースを取れなくても次のボレーでポイントに結びつけたいですよね。

グリップは厚く握らない

ジャンプは後ろから上にイメージを変える
ショットの選択肢を残しておく

角度より深さを意識する
下にスイングしない

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