こんにちは、中村です。
今年のフレンチオープンも後半になっていますが、ナダルは強いですね。
強力なサーブとフォワーハンドに加え、勝利への気迫を発散して他の選手たちを圧倒してしますね。
今大会も優勝するのでしょうか?
左利きの選手がメインになりますが、今回は右利きの相手が回り込みフォワーハンドを逆クロスやバックハンドをクロスに強打して来た時のディフェンスからの展開について考えてみたいと思います。
高さを出して状況を逆転させよう
最近は男女共に左利きの選手が多くなってきました。
私自身もそうなので左利きの選手を見るとついつい応援してしまいます。
色々な選手を見るうちに左走りのフォワーハンドで大きな軌道でクロスに打つのが共通のディエンス術の一つになっていますね。
特に相手が右利きの場合、左利きの選手がフォワーハンドをクロスに打つと相手はバックハンドになり連続攻撃を止めることができます。
高さを出して時間を作る
打点を落として時間を作ろう
あなたがディフェンスさせられているということは相手はストレスなくプレーできている状態と言えます。
ディフェンスをする時には時間を作ることを忘れない様にしたいですね。
それは自分の態勢を立て直すことや、相手の連続攻撃を遅らせる狙いがあります。
そのため、通常のラリーと同じリズムで打てる時でもストレスのない状態の相手の良いリズムをはぐらかすため、わざと打点を落とすのも駆け引きになります。
ボールの外側を打ってクロスの飛ばせるようする
相手のボールが自分から見ると逃げて行くボールをしっかりとクロスに打ち返すにはボールの外側を捉える必要があります。
これはひらめきできることではないので、普段の練習からどの位ラケットの面を傾けたらどのくらいの角度(クロス)に飛ばせるのかを確認しておきましょう。
上にスイングをして高さを出す
通常は速いボールを打ちたいので前にスイングをします。
しかし、今回は時間や高さを出したいので上にスイングをします。
この時に気をつけたいのは体重移動も前ではなく、上に移動することですね。
打点に入る時に落とした重心を上へ持ち上げる様にしましょう。
クロスに打った後のバリエーションを持っておこう
ディフェンスのための質の高いクロスを打ってそこで一息つくのではなく、相手が返球してくるボールを予め想定して次にどんなショットを打つのかをパターンとして練習をしておきましょう。
ここではいくつかの例を考えてみましょう。
フォワーハンドクロス→センターからのバックハンドクロスコート
このパターンが一番多く出てくると思います。
相手が回り込みフォワーハンドを逆クロスに打って来たボールを質の高いクロスボールで相手を斜め後ろに押し戻します。
そして勢いのない返球がセンターに入って来たのをバックハンドの高い打点でクロスに攻めるパターンですね。
ベースラインより前に入って打てるとより相手に与えるプレッシャーも格段になります。
フォワーハンドクロス→バックハンドスライス
先ほどの別パターンになります。
相手の返球が攻め込めないボール(低いボール)の時には一度スライスを打って様子をみましょう。
ここで気をつけたいのは低いけど良い雰囲気だし、スライスを打っているからそのままネットに出てしまおうと勢いに乗って過度なリスクを背負ってしまうことです。
ここで前に出てしまうと相手のショートクロスに打たれて失点してしまうケースがあります。
この様な逆襲は避けたいのでベースラインに戻り、無理をしないで展開を作り直しましょう。
フォワーハンドクロス→回り込みフォワーハンド
回り込みのフォワーハンドからの展開ですね。
もしあなたの回り込みフォワーハンドで相手が態勢を崩して、強打が来ないと判断できたらそのまま前に入りボレーまたはスイングボレーなどで積極的に点を取りに行きましょう。
相手はボディバランスを崩しているので慌ててミスをしては損ですよね。
左利きのメリットを生かしてディフェンをすればオフェンスに変えることも可能です。
質の高いクロスボールを打つためにはスイングを上にして精度の高いクロスを打とう
打点を落として時間を作ろう
ボールの外側を打って自動的にクロスに飛ばせる様にしておこう
スイングを上にして高さを出そう
フォワーハンドクロスからのセットプレーをいくつか準備をしておこう