こんにちは、中村です。
指導者として選手や生徒さんのレッスンをしているとついつい自分の練習をおろそかにしてしまいます。
しかし、ジュニアクラスでは男子高校生と打ち合ったりすることもあるので打ち負けたりしないためにも自分の練習をする様にしています。
以前、試合に出ていた時のコーチ仲間と練習をするのですが、その時にはただ練習をするだけではなく、技術的なことや最近のテニスについてなどの情報交換をコーチ仲間とすることも合わせてしています。
今回はそんな行動を記録として記事を書いています。
トレーナーさんに学ぶこと
コーチ仲間だけの練習会だとそれはそれで充実しているのですが、学ぶことや新鮮な目線での発見を見過ごしがちです。
そこでトレーナーさんにコートに来ていただき定期的に勉強会をしています。
もともとサッカーを専門とする本間先生はテニスの競技性にも興味をもちつつ、トレーナーとしての研鑽を積んでいらっしゃいます。
本間先生には基本的な体の構造や無理のない動かし方などを指導してもらい、テニスに置き換えるとどの様な打ち方になるのかをみんなで共有しています。
ただ話すだけではなく自分たちがプレーしているところを見ていただき、実際にボールを打つ中でアドバイスをもらう形で進めています。
わかっていると思っていたことでも実際にトレーナーさんに聞いてみると今まで勘違いしていたり、もっと深く掘り下げて考えることが必要と実感します。
私が指摘を受けたのは左足
フォワーハンドの時に
私がラリーをしている時に本間先生に指摘を受けました。
今まで母子球で地面を蹴ることを意識していましたが、小指でも蹴ることによって地面から得られる反動により勢いがつきボールにキレが変わってきました。
また、下半身からのパワーがしっかりとボールに伝わるので上半身の負担が少なくなった気がします。
本間先生の指摘は具体的なので分かりやすく、伝え方も勉強になります。
バックハンドの時には
この様に指摘をされました。
左足を上に蹴ることによって右足の前に蹴る動作がスムーズになりボールを前に押す力がさらに高まると説明を受けてすぐに試してみました。
最初は踏み込み足を使うことによってボディバランスがぶれないのかなと思いましたが、単純に上に蹴るのでブレることもなくスムーズにできました。
また、上に蹴る要素が入るのでスピンの質が変わったと思います。
私たちコーチとして勉強をしていたので大まかな体の動かし方はわかっていました。
しかし、本間先生のように体の細部に至るまでの知識を持っているトレーナーさんからまだ学ぶことが多くありそうです。
学ぶことをおろそかにしない
話が横道にそれますが
最近は見なくなってしまいましたが、一時期サッカーがとても好きな時がありました。
1998年のW杯でフランス代表が優勝した時の監督が残した言葉です。
学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない
指導者としての心構えを説いた、ロジェ・ルメール(前:フランス代表監督)の言葉
競技の枠を超えて指導者として背筋がピンとする言葉ですね。
この時のフランス代表はどのポジションの選手を見てもタレント集団で、そのチームの中心にいたジネディーヌジダンのスーパープレイに魅了されていた時でした。
この言葉の感じ方や捉え方は人それぞれだと思いますが、学ぶことをやめない様に日々の行動を心がけています。
指導者としてキャリアを積んでも学ぶことが多くあり、情報を集めに行くことが大切ということ
実際に自分で試して選手に伝えられるようになるまで理解することが大事なこと
オンコートのコーチではなく、トレーナーさんなどの違った専門家からのアドバイスを受けて新しい発見をすることも大切