こんにちは、中村です。
今回はフォワーハンドの打ち方を解説したいと思います。
これからテニスを始めようと思っている人、すでにテニススクールに参加しているけどコーチに聞きそびれてしまった人などの参考になれば幸いです。
また、初心者ではないけどフォワーハンドに悩んでいてやり直しがしたい人にも見て欲しいです。
ポイントをしっかり抑えよう
フォワーハンドに関わらず、フォームを固めるためにはしっかりとポイントを抑えることが必要です。
今回は基本的な動きについて書きたいと思いますが、またレベルが上がれば更に細かい体の使い方が必要になってきます。
今回の動きをしっかり抑えてレベルアップをしていきましょう。
グリップを確認しよう
最初の段階ではグリップはイースタングリップを覚えましょう。
グリップのそれぞれの角に図の様に番号をつけます。
この数字では1番と2番の面に人差し指の根元の土手と小指の下の大きな土手を乗せる様に握ります。(左利きの人は7番と8番となります。)
この2点を同じグリップの面に乗せると人差し指と中指の間に指が一本分の位の遊び(隙間)が出来ます。
この遊びがあるからリストのしなりを発生させることができます。
この遊びがない握り方は「ハンマーグリップ」といって手首の自由が制限されてしまう握り方なのでこの握り方をしている人はもう一度握り方を確認してみましょう。
テイクバック
テイクバックは構えの段階から両手で持っていたラケットを利き手だけで持ち、後ろに引いて振り出す準備をすることを言います。
テニスにおいては横を向いて打つことが基本となります。
なぜかと言うと横を向いて準備をする(力を溜める)ことによって体の捻りを使ってボールを飛ばすことができるからです。
野球のバッター、ゴルフでもティーショット、クリケットなどの物を使ってボールを飛ばすほとんどのスポーツではまずは横を向いて構えますよね。
横を向く時に写真の様に両手で持っていたラケットを非利き手(右利きの方は左手)を離して打つ準備をします。
手を離す距離は肩幅くらいに手を離しておけば問題ありません。
これ以上にラケットを体から離して準備をすると振り遅れの原因になりますのでテイクバックはコンパクトにしておきましょう。
ラケットダウン
ラケットはボールより下から振りだそう
ストロークにおいて最初に取り組む球種はトップスピンになると思います。
これはボールがオーバーアウトを防ぐために回転をかけます。
スイングはボールより下からスタートして肩の高さまでスイングにして下から上にスイングをしてトップスピンをかける様にします。
気をつけておきたいのはこの段階ではラケット面は下を向いている状態を作っておきましょう。
間違いやすいのはラケットヘッドだけ下げるのではなく、ラケット全体を下げる様にしましょう。
ここで誤解が生じない様にして欲しいのがラケットヘッドだけを落とすことです。
イメージだと写真の様に手首が伸びた状態でボールを捉えることになり、これはボールを捉える衝撃がそのまま手首に来ることになります。
インパクト
次に打点を確認しましょう。
体の軸がブレてしまうと困るのであまり前過ぎない様にします。
踏み込み足(右利きの方は左足)の横あたりでボールを捉える様にしたいですね。
また、インパクトの際にはラケット面はネットに向かってまっすぐの状態でボールを捉えます。
踏み込みから腰の回転を使ってボールを捉える
踏み込み方についてです。
ネットに向かって体重移動をしたいので踵から地面に接地して最後はつま先が着いてボールを捉える、という踏み込むまでの流れを作りたいですね。
踏み込みが終わったら、次にボールをより効率よく飛ばすために体の回転を意識しましょう。
ボールを打ちに行く時に後ろ腰(右利きの方は右腰)を前に出すイメージを持って腰を回してみましょう。
フォロースルー
途中で止めないで最後までスイングをする
ボールを打つインパクトの時にスイングを止めてしまう人が見かけられます。
打点を覚えるために最初からラケットを止めた状態でボールを触る練習をすることがあると思います。
しかし、この練習は打点を体に記憶するためなので実際に打つ時にはしっかりとスイングすることを忘れない様にしたいですね。
ここを押さえておかないとそのままラケットを最後まで振れないフォームになってしまいます。
肩の高さまでスイングをする
スイングの最後は肩の高さまで振り抜いて終わる様にしましょう。
皆さんがレベルアップして行くと様々な球種を打つことになります。
それによってどこでスイングを終わるのかが変わってきますが、肩まで振ることがベースになります。
まずは基本のスイングをしっかり押さえておきましょう。
最後は後ろ足の踵を上げる
前述をしましたが腰の回転をサポートするために後ろ足で地面を蹴ってさらに勢いをつけたいですね。
後ろ足で地面を蹴るということはその後のボディバランスを崩さないで安定させる役割もあります。
そのため、踵は地面から離れている状態で終わる様にしましょう。
ここでは自分のボディバランスを崩さないことを意識したいので、最初は体がグラつかない程度の力で蹴ることからスタートしましょう。
綺麗なフォワーハンドを打ちたいと思ったらまずはフォムをしっかりと覚えるようにしたいですね。
そのためにはしっかりとポイントを抑えておきましょう。
グリップを確認する
横を向いて打つ準備をする
ラケットはボールより下でテイクバックをする
ボールは前足のカカトで捉える
スイングはしっかりと最後まで