こんにちは、中村です。
ジュニアの皆さんは大会が少しずつ開催され始めましたね。
試合に向けての練習にも気合いが入ってくると思いますが、熱中症についても気をつけて水分と休みを入れて練習に取り組んでくださいね。
熱中症についてエピソードについて書いてみました。
今回は試合から学ぶことについて考えてみたいと思います。
よく「反省しろ」とは言われるけど。
反省というとつい「悪かったことを探る」の方向へ気持ちが行ってしまいます。
しかし、負けた試合でも「100%悪いことしか無かった」というゲームはそうそう無いと思います。
反省(はんせい、英: self-reflection)は、一般的には自分がしてきた行動や発言に関して振り返り、それについて何らかの評価を下すこと、あるいは自分の行動や言動の良くなかった点を意識しそれを改めようと心がけること。あるいは自己の心理状態を振り返り意識されたものにすること。中心的な考えである自分の過ちを認めることと改善を誓約する意味、文化。
wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E7%9C%81
試合に負けた後は、あまりのショックに良いところが思いつかないのか、良いところを見ようとしないかとなりがちです。
その為、試合が終わったら必ず良かった点と悪かった点をセットにして書き出すようにしましょう。
悪かったことは簡単に思いつきますが、良かったことは意外に思い出せなかったり気がつかないことがあると思います。
まずは落ち着いた環境を整えてから振り返る。
試合が終わってからすぐに考える必要はありません。
コーチが試合を観にきてくれていたら客観的な目線からのアドバイスをもらうことができます。
しかし、コーチがいないで自分たちだけで試合に行った場合も多いと思います。
そんな時には負けた試合を引きずらないで客観的に自分の事を評価できる心の状態になってから反省を始めましょう。
その時には必ずノートなど書くものを準備しましょう。
人間の記憶は時間が過ぎると、どこか大事なところが抜け落ちたり、忘れてしまうこともあります。
また、ノートに記録しけば後から見直す時に自分の考え方のクセがわかってきます。
その時、考えたことや感じたことはしっかりと書き留めておくようにしましょう。
私はノート世代なのでついノートを買いに文房具屋さんに行きますが、頭の中が整理できるのであればスマートフォンなどの電子機器にまとめるのも有効だと思います。
まずは良かったところを探そう
最初は悪かったことを考えるのではなく良かったところから探してみましょう。
悪かったところから探し始めると気持ちの浮き沈みが出てきたり、悔しい場面しか頭に出てこないで結局何も収穫がなく振り返るのをやめてしまう人もいると思います。
また、悔しい場面ばかり思い出してしまうと自己肯定感が低くなります。
「また同じような負け方をしてしまうんじゃないかな」と刷り込みが入ってしまい自分を信じ切ることができなくなってしまいます。
自分を信じ切ることができないと最後に逆転される心に隙を作ってしまうので自己肯定感が低くならないようにしたいですね。
どんなに小さいことでも自分の良かった点を探してみてください。
例えば
「サービスの立ち位置を普段より外側に立ったら打ちやすかった」
「ストロークの時に普段よりスピンを多めにしたらミスが減った」など
これからの成長のヒントを掴めるかも知れません。
これから改善するところを探そう
いつものようにプレーができなかったことや悪かったところを探していきましょう。
先ほどと繋がってきますが、自分を否定するのは止めましょう。
あまりにそこにこだわりを持ち過ぎてしまうと、落ち込んでから這い上がってくるのに大変なエネルギーを使うことになります。
強い選手ほど悪かった点は悪かった点として素直に認めて「今日はここが悪かったね、今度はこうしてみようか」と引きずらないで次の試合に向かって上手に気持ちを切り替えて次の練習に入っていきます。
もちろんコーチとも話をして問題や課題を共有しておきましょう。
ウォーミングアップから再出発をしよう
反省とは悪い点ばかりを見るのではなく良かった点にも目をつけて次の試合に向けて再出発できるようにすること